文学フリマ札幌10に参加してきました

以前に別の記事で文学フリマに参加予定である旨の記事を書いたのですが、その文学フリマに参加してきました。ラブクラフト傑作集上ラブクラフト傑作集下、そしてラブクラフト短編集を出品してきました。

この辺りの本にはKindle版もある(傑作集短編集ので、「まぁ、実際の本はそれほどなくても大丈夫だろう」と高をくくっていたのですが、『ラブクラフト短編集』は現地完売となりました。また、『ラブクラフト傑作集』を上下巻合わせて買ってくださった方や、『ラブクラフト短編集』も合わせて一気に3冊買ってくださった方もいらっしゃいました。ブースに足を運んでいただいた皆様、本を買ってくださった皆様、改めてありがとうございます。ラブクラフトという作家の人気を強く感じました。

「せっかく紙の本を作ったし、イベントに参加してみるか」と思いつきで参加したのですが、実際に興味を持ってくださった皆様と直接お話ができたことはとても楽しい時間でした。手に取って読んでいただいた方から、「読みやすいと思う」や「短編ごとに文体が違うのは面白い」といったお声をいただき、とても嬉しく思っています。

一方、「値札シールがあれば良かったかな」とか「こういうのがあれば便利だったかな」など、次に参加することがあれば生かしたいことも学べました。ブースの装飾はもう少し頑張れたかもしれません。本当は表紙絵を持っていく予定だったのですが、大きかったので断念したりもしていました。ただ、持ち込んだ本の厚みが3冊とも600ページ越えであったことから、重ねて並べるだけで結構な存在感がありました。

心残りだったのは、店番を代わってもらう予定だったのが駄目になってしまったので、僕自身が他のブースを覗きに行けなかったことです。ただ、自分の本を『見本置き場』に持っていった際、そこにあった本を拝見することはできました。皆さん、とても綺麗な装丁で、こだわった本作りをされていました。個人でもここまで本を作れるのだなぁ、という驚きがありました。

普段は北海道にいるので特に本州で行われるイベントには参加しにくいことが多いのですが、都合がつけばリアルなイベントに参加していきたいと思っております。機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

Akitsugu Domoto

Translator, wordsmith, speaker, author and part-time YouTuber.

https://word-tailor.com
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方言を取り入れた翻訳に挑戦した理由